生命保険に入る前に必要な事✒
2018/11/01
🍀インピースFPブログ✒
前提として、【日本は生命保険大国】である。
世帯加入率は90%を超えている。
『既婚者が生命保険に入ってない』と言うと『大丈夫?なんで入ってないの?』という反応になるくらいだ…
生命保険の始まりは、1867年に福沢諭吉が著書で『ヨーロッパの近代的保険制度』を紹介したことが始まり らしい。
【貿易船】商売がきっかけだったという。
なぜか? 当時の技術では満足な船が作れず、大西洋の荒波に沈没・転覆する船が続出し商人が大損害を被る事が多々あった為、一人ではなく複数人で貿易船を出すといういきさつが保険の始まりだそうです。万が一沈没・転覆が起こっても複数人で損害を分散させる事が出来るから。
保険の原型ですね。
現在の保険も何万人の加入者が保険料を払い、大きなお金の溜まりを作り【万が一】が起こった人にそのお金を支払う。
その【万が一】が他人や友達かもしれないし、自分である可能性もある。
【万が一】の際、多額のお金を必要とし、自分一人では用意しておく事が出来ないから、万が一を心配する人達でお金の溜まりを作っておく。
非常に“理”にかなってますよね。
これが現代の保険にも使われている【相互扶助の精神】です。
※【相互扶助の精神】とは、互いに助け合う事
昔の人は個人で備えるしかなかったのですね。
ですが、【今は違います!】
なぜか?
現代は日本国憲法第25条
すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
と法律で定めており、社会保障制度を充実させているからです。
特に日本の【国民皆保険制度】は【世界一】と言われていることをご存知ですか?
【健康保険制度】
①窓口負担3割
②高齢者1割・2割負担
③高額療養費制度
④自治体によるが15歳まで医療費ゼロ
⑤介護保険制度
パッと上げるだけでもこれだけ優遇されています。
国民の医療費負担事態に先進国の中で極端に少ないというわけではありませんが、医療機関も充実していて安心して体調崩したその日に診療を受けれますよね。
他国ではそうではない国もあるそうです。
上記以外にもあります。
【公的年金制度】
①老齢年金
②遺族年金
③障害年金
公的年金と聞いて65歳以降の年金のイメージしかもっていない方も多いと思いますが、現役で働いている世代30歳・40歳でも万が一が起こると受け取れる年金があるんです。
知っているようで知らない。【無知は損】文字通りです。
勿論、健康保険料を払っている必要があります。
会社員であれば強制的に【給与天引き】ですから払わないという選択はありませんが、【自営業者】は気を付けて下さい。自ら払う形式にあり未納の方もいます。そうなると【公的年金制度】は受けられません。
少し逸れましたが【生命保険に入る前に必要な事】とはこの二つの保険の事です。
少し言い方を変えて【健康保険制度】【年金制度】
この二つに【介護保険】を合わせたものを【社会保険】といい、生命保険に入る“前”に必ず知っておく必要があるからです。
なぜなら、社会保障と生命保険は“ほぼ”同じ時にその恩恵を受ける事が出来るからです。しかも、【社会保険】は会社員であれば必ず加入しているからです。
皆さんは、保険会社が販売している生命保険に加入しなくとも“基盤”となる保険に【既に入っているからです。】
生命保険に入る前に【社会保険】とはどういう時に助けてくれるのか知る必要があり、その補填を【生命保険】でする。これが重要です!
くどいですがもう一度
社会保険を理解し、生命保険に入る。
社会保険はベースにあり、補填で生命保険がある。
くどいのに2回も伝えてしまいました。
それではそれぞれの役割を見ていきましょう。